許しがたい①
火曜日のことだった。
お客様は職場の飲み会へ行き、私は家でひとりで配信していた。
(ちなみにソーラン節を踊っていた)
久しぶりの一人時間を満喫し、コークハイを片手に楽しい時間を過ごしていた
PM23:00
私が寝床に入ろうとした頃、お客様が帰宅
珍しくベロベロに酔っぱらっていて、一人で歩くのがやっとの状態だった
普段そんな状態になるまで飲まないのに。
なんだか様子がおかしいと感じた
彼がシャワーを浴びている時、
ふと普段身につけているショルダーバッグが目に留まった。
いつもはしっかりチャックが閉まっているのに
今日は口が大きく開いていたので妙に気になってしまったのだ。
中を覗いてみると、財布と見慣れないデザインの避妊具が3つ出てきた
避妊具は箱入りのものではなく、バラの状態で3つ入っており
種類もバラバラだった。
不審に思った私は財布の中も探ってみることにした
免許証やクレジットカード等が入っている中に
何の店か分からないカードが2枚。
白地にゴールドの文字で店舗名らしきものが書かれていて
一見すると美容室やサロンのようなものに見えたが
1枚のカードには、女性の手書きの字で名前と
以下のようなメッセージが記されていた。
〇〇くん♡
今日は〇〇(店舗名)に来てくれてありがとう♡
敏感な身体いっぱいむさぼられて大満足でした♡
またイチャイチャしよーね!!
問い詰めずにはいられなかった
風呂から上がり全裸で椅子に腰かける彼に
落ちていたパンツを渡しながら、
カードを見せ、メッセージの全文を読み上げた
「これ、なに?」
ウゥン・・と返事が返ってきたが
その日はひどく酔っぱらっており会話が成立しなかったため
あきらめて寝た。
隣で寝るのが苦痛で、一人廊下で寝た。
悔しくて悲しくて涙が止まらなかった。
しかし翌日になっても彼からの返事はなく
翌々日になっても押し黙ったままだった。
後半へつづく